AVATAR(アバター) 12日振り2回目

前回のIMAX3D(字幕スーパー)に続いて、今回RealD(吹替え)で観覧しました。
座席は前から4列目のセンターです。(前回はプレミアムシートの直後、全体の後ろから1/3くらいのポジション)

デジタル3Dシネマ方式(IMAX3DとRealD)について

  • 前回見たIMAXとくらべて、RealDはより自然で疲れない3D効果、現地語の右端字幕もぼけたりしなかったのが印象的だった。IMAXの方が3D効果がより強く、音響も段違いに良かった。
  • ただし、料金体系(IMAX3Dは常時2200円、ワーナー・マイカル・シネマズの+300円→最大900円の価格差)を考慮するとRealDに軍配があがるかも。私はレイトショー1200円+3D料金300円+e席リザーブ100円=1600円で600円の価格差だったが、これを埋めるほどのコストメリットはIMAXにはないと思った。
  • 座席位置については、極力前方がおすすめ。ただし、相当仰角が大きくなることは覚悟する必要あり→ほんとうは前方で上下位置もなるべく視線が水平になるポジションがベストだろうけど、そんな劇場はプライベートシアターでもない限り期待できないよな…。なぜなら、デジタル3Dシネマでは、3D効果を最大にするためにカメラの視点に極力ピントがあわされ、そこを見ることがなかば強要される。なのでスクリーン全体を俯瞰するよりも、焦点以外は周辺視野的な状態の視聴環境がより3Dに没入できるからだと想像する。

デジタル3Dシネマにおける字幕スーパーと吹替え

字幕を見る必要がなく、3D効果が最も高いポイント(カメラが見ているポイント)に集中することができた。
また3Dかどうかにかかわらず、

  • 苦手な翻訳者の字幕を読まなくて済む。吹替えの方が変な気負いや超解釈がなくて自然な感じ。いちいち翻訳にいらいらすることがない(そもそも吹替え版では英語でなんて言ってるか分からない訳だけど、今回は字幕スーパー見てからの吹替えだったのでなおさら)。
  • 字幕は主要人物(主にその瞬間にメインの台詞を話している人のみ)の台詞が表示されるが、吹替えは全ての人の台詞が翻訳され、背後でこんなこと言ってたんだとか気付いたこともあった。
  • 今回は自分でも知ってるような俳優がシガニー・ウィーバー位だったこともあり、吹替えで雰囲気が壊れるとかも無かった。これは本作品に限るかもしれないけど一つの知見だった。

英語が得意な人以外は吹替えでいいかもしれない、3Dはなおさら。

本編について

前回は若干動きの少ない導入部で意識を失っていたが、改めて良く見ることができた。
また、クライマックスのシーン、二回目でも感動した。
映画が終わり、3Dメガネを外して、映画館を出て、車を運転して、視野のどこも自然に疲れることなく3D効果が当然の如く得られ、またスピードに応じたダイナミックな視界、テクノロジーからの開放、その素晴らしさに気付かせてくれた。まさにあのクライマックスの台詞が脳裏でリフレインされた。もしかするとジェームス・キャメロンは「今の技術で妥協することなくここまで3D化できた。でも現実の世界はもっと潤いに満ち素晴らしいものだよ。今後どんなに技術が発展することがあっても、人間に近づくことがあっても、人間が人間がある限りそれを追い越すことはできない。でもそれにチャレンジし続けることもまた刺激的なんだ。」なんてメッセージを我々に伝えたかったのかもしれないと感じた。